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- 睡眠について⑥
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こんにちは!理学療法士の金岩です。
今回は良質な睡眠を作るために体温についてお伝えしていきたいと思います。
体温は1日の中でも0.7-0.8℃ほど変動します。
睡眠の質が良い方は体温のメリハリがあり、悪い方はメリハリが少なくなる傾向があります。
また表面温度と深部温度の差は2℃ほど差があります。
高齢者はなぜ不眠が多いのかというのが以下の図が参考になります。
高齢者は若者と比較し、体温のメリハリがなくなり、活動時間が前進する傾向があります。
体温のメリハリが低下し、睡眠の質が不良となり、中途覚醒を繰り返すうちに
朝早く起きて活動するといった特徴があります。
若者でも睡眠の質が悪いと同じような現象は起こるかもしれません。
良質な睡眠を作るために1つは光刺激を使うことをおススメしましたが
もう一つは体温のコントロールです。
40℃のお湯に15分つかり、体温を0.5℃以上上げると、
入浴後から体温を下げる働きが身体に起こり、90分後程度に
体温の表面温度と深部温度の差が2℃より縮まることで眠気が起こり
睡眠の質が深くなるという実験結果となりました。
入浴による体温の上昇からの降下により体温のメリハリが効果的ということですね。
次回は、光と体温をうまく利用して、良質な睡眠を作る実践について
お伝えしていきたいと思います。
石川県白山市の整形外科クリニック
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