B's Clinic

お問い合わせ・診療予約
076-275-0657
白山市北安田町548番地2

成長痛

成長痛
成長痛の中には、2通りのものがあります。
1つは3~6歳の子供の夜間の原因不明の痛みです。
弟や妹が生まれて、親の関心が自分から離れて起こるかんしゃくのようなものだと言われています。
ただしこのような症状の中には、骨腫瘍や骨系統疾患など重篤なものも隠れている場合もありますので、整形外科でのレントゲン検査は必要です。

もう1つは成長期の小中学生や高校生にいろいろな部分の痛みとして症状を出すものです。
骨の成長のスピードに筋肉の成長が追いつかず、体が硬くなる為に成長痛が起こってくるといわれいます。
スポーツ障害として膝の痛みを訴える「オスグッド病」や下腿の痛みを訴える「シンスプリント」等が代表的な疾患です。
上肢に症状が出たものが、「初期の野球肘」や「投球障害肩」です。
腰に障害が出ることもあります。

治療は一般的には湿布や電気治療のような対症療法が行われますが、効果は一時的でスポーツ復帰に時間がかかります。
根本的な筋と骨とのアンバランスによる、体の硬さが解消されなければ症状を抱えながらスポーツをすることとなります。

このため理学療法士の指導による専門的なリハビリにより根本的な体の硬さを解消する特殊な運動療法が必要です。
適切なリハビリを行うことにより、1ヶ月程度で改善してきます。
電気やシップやテーピングなどの対症療法で、改善のない方には当院でのリハビリ加療をお勧めします。