巻き爪
- 陥入爪・巻き爪の治療
- ★陥入爪とは
-
写真のように深爪や巻き爪が原因で爪周囲の炎症を起こすことです。とても痛いです。
●治療方法は?
抗生物質や鎮痛剤の内服ではありません。
まずは物理的に炎症の原因を取り除くことです。
原因とは爪の角(棘が)皮膚に食い込むことです。(下図)
右の写真のように麻酔下にパイプを入れることにより爪の棘が刺さるのを防ぎます。
痛みはかなり楽になります。
この治療は保険診療となります。
- ★巻き爪とは
-
深爪などが原因で下図のように爪が巻くこと(これも痛いです。)
巻き爪の原因で足趾の骨の問題がある場合があります。
治療の前に保険診療として、レントゲンを要する場合もあります。
保険証も忘れずに御持参下さい。
治療にはマチワイヤー(形状記憶ワイヤー)というものを使います。
(消費税別で自費となります。料金詳細は以下です。)
料金は、
・初診料/7000円
・再診料/2000円ワイヤー代4000円(ワイヤーは4回くらい使えます。)
・処置料/1箇所あたり1000円
となっております。
◎初診で両側の母趾を治療した場合は(ワイヤーはお持ち帰りです)
7000+4000+1000+1000=13000円となります。
◎再診で両側の母趾を治療した場合でワイヤーを持参した場合は
2000+1000+1000=4000円となります。(全て税抜き価格です)
※ワイヤーが短くなった場合は再度購入(4000円)が必要です。
■当院の治療例です
■約2ヵ月後(爪が硬く2本のワイヤーを入れました)
■さらに2ヵ月後
ここまでくればあと少しです。
しっかり元通りの爪に戻ったら、ワイヤーの治療は終了です。
しかし巻き爪再発の可能性はどのような治療でもあります。
でもこの方法であれば痛みもなく、またもとの状態まで戻すことが 出来ます。
この治療法の欠点としては、
①ワイヤーの入れ替えが何度か必要となること
②保険診療ではなく、自費診療となること
③爪が割れた場合、治療を一時中断せざるを得ない場合があること
④ワイヤー治療では対処が困難な場合もあること
などです。
しかし、手術療法では爪の幅が狭くなってしまいます。再発したときには、さらに幅を狭くしなければなりません。何より手術は麻酔も含めて非常に痛い思いをします。
いろいろな巻き爪の治療については町田先生のホームページを参考にしましょう。